実施日:2024年3月20日(水・祝)16:55~
ゲスト:役所広司(特別アンバサダー)、ジル・ペリソン(ユニフランス会長)、ジル・ペリソン(ユニフランス会長)、山中竹春(横浜市長)、フィリップ・セトン(駐日フランス大使)、内田誠(日産自動車 代表執行役社長 兼 最高経営責任者)、フランス代表団18名
開催場所:桜木町駅前広場
この日は開始直前に雷をともなう大雨が降り、10分遅れてのスタートとなったが横浜で恒例のイベントということで、会場周辺には大勢の観客が集合。レッドカーペットイベントがはじまるやすっかり雨もやんで、オープニングアクトのBODY CARNIVALが登場。2024パリオリンピックの正式種目としてブレイキン(ブレイクダンス)が決定しているということもあり、日本を代表するブレイキンクルーである彼らの迫力のパフォーマンスでフランス映画祭の開幕を大いに盛り上げた。
その後、18名のフランス代表団が登壇すると、横浜市の山中市長が「フランスから多くの監督さん、俳優さん、そして特別アンバサダーの役所広司さんをお迎えして、フランス映画祭開幕の日を迎えることができました。このフランス映画祭はユニフランス、フランス大使館、日産自動車をはじめ、多くの方々の協力のおかげで開幕することができます。この場を借りて御礼を申し上げます。ぜひ多くの方にフランス映画と、横浜の街を堪能していただけたらと思います」とあいさつ。そして特別アンバサダーの役所が「寒い中ありがとうございます。横浜フランス映画祭、これより開幕します!」と高らかに宣言。今年もフランス映画祭が華やかに幕を開けた。
■この日のゲストによるレッドカーペットでのコメントは以下の通り
クララ・ブラン(インフルエンサー):今日は天気が悪かったですが、それにも関わらず皆さんもいらしてくださって。すごくうれしく思います。我が国の映画がこういう風に上映できることをうれしく思います。フランスの映画を日本でも広められたらいいなと思っておりますので、ぜひ観に来ていただけたらと思っております。
エマニュエル・ピザーラ(ユニフランス東京オフィス責任者):先ほどはものすごい雨が降ってきましたが、今は晴れている、というのはもしかしたらフランス映画のおかげなんじゃないかなと思っております。ぜひとも楽しく過ごしてください。
安達健之(ネイチャーフォトグラファー):雨もあがってくれたのでホッとしております。毎年たくさんのすばらしい映画が来てくれているのですが、今年はテレビのドラマシリーズも来てくれると聞いておりますので、楽しみにしております。わたしはチョコレートをつくるのですが、フランスには非常に多くの優秀なパティシエやショコラティエがたくさんいらっしゃるので、いつも行くのを楽しみにしております。
ダニエラ・エルストナー(ユニフランス代表):この大変なお天気の中、いらしてくださって本当にありがとうございます。今年は12本の映画と1本のテレビシリーズをご紹介できるということで、わたしたちも大変興奮しております。皆さま、ぜひ楽しみにしていただけたら。
ジル・ペリソン(ユニフランス会長):こうして皆さまとここでお会いできてうれしく思っております。皆さまがいらっしゃらなくては、フランス映画も存在できません。ですから、ぜひここでフランス映画祭を楽しんでいただけましたらと。そして今年は横浜で5日間開催されますが、フランス映画はそこで終わるということはなく、1年中続いてまいりますので、ぜひフランス映画をご覧になっていただけたら。
山中竹春(横浜市長):横浜の街で、多くの方にフランス映画を堪能していただけたらと思います。
フィリップ・セトン(駐日フランス大使):日本の観客の皆さまはすでにシネフィルで、映画愛好家であるかと思いますが、そうした観客の皆さまにバラエティーに富んだフランス映画をご紹介できるということで、大変うれしく思っております。
内田誠(日産自動車 代表執行役社長 兼 最高経営責任者):毎年楽しみにしておりますし、映画を観てしあわせになれるというのは本当にすばらしいことだと思います。日産アリアですが、電気自動車といえば日産と言っていただけますように、われわれの技術が詰まった、人々にワクワクしてもらえるような車です。日産っていい車をつくるよね、とひとりでも多くの方に言っていただけましたら本当にうれしいですし、わたし個人でも乗っていて。楽しんでいる車なので、ぜひ満喫していただけましたら。
『カネと血』オリヴィエ・デルボス(プロデューサー):わたしたちもここに来ることができて、とても喜んでおります。フランス映画は非常にバラエティーに飛んだ作品が多いので、そうした作品群を皆さまにお届けできることに喜びを感じております。グザヴィエ・ジャノリ監督は以前にフランス映画祭で『幻滅』を上映させていただきましたが、そうした監督がテレビドラマシリーズを手掛けてくださったということで。映画もテレビも、どちらも楽しんでいただけるというのも大切なことだと思っております。
『Vermines(原題)』セバスチャン・ヴァニセック(監督):日本の皆さまはホラー映画が非常にお好きだと聞いております。そうした日本という国で、自分のホラー映画を観ていただけるということに大変興奮しております。また日本文化が大好きなのでこちらに来られて非常にうれしいです。日本文化は非常にアーティスティックですよね。自分でもイラストを描きますし、日本はとてもアニメーションの国ですから、そうしたところに惹かれます。
『美しき仕事 4Kレストア版』クレール・ドゥニ(監督):今日は寒いですね。今回、『美しき仕事』の4K版をこちらの映画祭でご紹介できることに喜びを感じていますし、そのために配給会社の方が多大な努力をしてくださったことに喜びを感じております。
『アニマル ぼくたちと動物とのこと』シリル・ディオン(監督):わたしの映画は環境へのメッセージを内包した映画なんですが、人間が地球を汚しているというか、わたしたちの存在が害を与えているというところもありますので。動物やほかの生き物とともに共生していくことが大事なので、わたしの映画を観て、そうしたことを感じていただければ。今、地球に地球温暖化やいろいろな問題がありますので、未来に向けてわれわれ人間が責任を持って何をしたらいいのかということを考えて、感じていただけたらうれしいなと思っております。
『日本のシドニー(仮題)』エリーズ・ジラール(監督):この映画は日本で撮影しておりますので、わたしの中では半分、日本映画の印象を持っております。ですからここ横浜で最初に発表できるのは本当に夢のような気持ちです。わたしのみならず、一緒に映画をつくってくれたスタッフ共々うれしく思います。
市山尚三(プロデューサー):この映画祭で『日本のシドニー』のプレミア上映ができることとなり、僕もうれしく思っております。この映画は本当にエリーズ・ジラール監督がいかに日本を愛しているかという、日本に対するラブレターのような映画なので、ぜひ観ていただけたらと思います。
『めくらやなぎと眠る女』ピエール・フォルデス(監督):日本はいつも自分に刺激を与えてくれる国です。この映画は土曜日に上映されるということで、本当にうれしく思っております。原作は村上春樹さんの小説ですが、わたしなりにインスピレーションを受けてつくった映画なので、それがどんな形で皆さんに届くのか、とても興味があります。そしてこの作品は日本公開も決まっていて。7月下旬に公開される予定なので、そちらも楽しみにしております。ちなみに今かかっている音楽は、自分の映画で使われている曲で、自分で作曲した曲なので、ここで聞くことができてうれしいですね。
『Ama Groria(原題)』ルイーズ・モーロア=パンザニ(俳優):ここに来られてとてもうれしいです。
マリー・アマシュケリ(監督):ルイーズの存在が、わたしたちの映画を非常に豊かにしてくれました。日本の観客の皆さんには愛を感じとってていただけたらと思っております。
ベネディクト・クーヴルール(プロデューサー):ここで映画を紹介できますこと、本当にうれしく思っております。映画は土曜日に上映予定となっていますが、今からお客さまのリアクションが楽しみです。
『コンセント/同意』キム・イジュラン(俳優):日本ははじめてなんですが、なんだか不思議な、とてもマジカル感じがしています。
ヴァネッサ・フィロ(監督):みなさんに映画を紹介できるのが、光栄です。この映画も世界のいろいろな国で上映してきましたが、観客の皆さまの反応がいろいろなので。意見の交換をするのが楽しかったんです。ですから日本でどんな反応になるのか、今から楽しみです。
『画家ボナール ピエールとマルト』マルタン・プロヴォ(監督):わたしの映画をこちらで上映できるのを楽しみにしております。日本にはピエール・ボナールのファンがとても多いと聞いております。日本の美術館にも多くの作品が所蔵されていると聞きました。そんな日本でこの映画を観ていただけるのは喜びです。
ヴァンサン・マケーニュ(俳優):日本に来られること、大変うれしく思っております。わたし自身も日本映画が大好きなので、自分自身が誇りを持てるようなすばらしい映画を、監督と一緒にここでご紹介できることをうれしく思います。
『けもの(仮題)』ジュスタン・トーラン(プロデューサー):今回、(自分がプロデューサーをつとめる)『けもの』と『愛する時』の2作品をご覧いただけるということで、大変うれしく思っております。
『Bâtiment 5(原題)』ラジ・リ(監督):ここ日本で『Bâtiment 5(原題)』を披露できることを誇りに思っています。プロデューサーのクリストフ・バラルとトゥフィク・アヤディと共に日本に来られて嬉しいです。観客のみなさん来てくれてありがとう!
クリストフ・バラル(プロデューサー):プロデューサーとして、日本に映画を持ってくるのは今回がはじめてなので、大変うれしく思っております。わたし自身、日本のアニメーションが大好きなので、こちらに来られることは本当に夢のようです。
トゥフク・アヤディ(プロデューサー):わたしは日本が大好きで、日本の方々も大好きです!
『愛する時』ヴァンサン・ラコスト(俳優):今晩ここにいられてとても光栄です。わたしは日本が大好きです。わたしが出演した映画を皆さんにご覧になっていただけることがとても楽しみです。
役所広司(特別アンバサダー):横浜フランス映画祭の特別アンバサダーという大役をいただきまして。お役にたてるかどうか分かりませんが、本当にフランス映画が大好きなので、どうか横浜の皆さまもこの映画祭を楽しんでいただけたらいいなと思います。