ヴィオレット ある作家の肖像

パリ文学界に衝撃を与えた実在の女性作家、
その純粋な魂の軌跡。

『セラフイーヌの庭』でセザール賞最優秀作品質に輝いた名匠マルタン・プロヴォス卜が、“ボーヴォワールの女友達”と呼ばれた実在の女性作家、ヴィオレッ卜・ルデュックの半生を描いた感動作。文学界に衝撃を与えるものの、当時の社会に受け入れられず、愛を求める純粋さゆえに傷ついた彼女が、やがてプロヴァンスの光の中に幸福を見いだすまでを、生涯続いたボーヴォワールとの関係を中心に描く。背景となる40~60年代、戦後パリの新しい文化の胎動も大きな見所の一つ。


映画情報

邦題:ヴィオレット ある作家の肖像
原題:Violette

監督:マルタン・プロヴォス卜
出演:エマニュエル・ドゥヴォス、サンドリーヌ・キベルラン、オリヴィエ・グルメ

2013年/フランス/139分
配給:ムヴィオラ
2015年12月19日岩波ホールほか全国順次公開

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