17世紀を舞台に、活劇の名手ド・ブロカが久々に本領を発揮した豪華キャストによるエピック・ロマン。
17世紀、ルイ14世統治下のパリ。ラガルデルは若き剣の名手ヌヴェール公爵に出会い、ふとしたきっかけから、2人は親友となる。公爵には婚約者との間にすでに幼い娘オーロールがいたが、その結婚式の日、公爵は暗殺されてしまう。犯人は結婚が成立して相続権が娘に移ることを嫌った、公爵の従兄弟ゴンザグ。ラガルデルはマスクで顔を隠した犯人の手に傷を負わせ、親友の復讐を誓う。そしてオーロールを連れて、旅回りの芝居の一座に身を隠し、ゴンザグの手下が放った刺客から逃れる。16年の時が流れ、ゴンザグはパリの金融界を牛司るまでにのし上がっていた。ラガルデルは醜い姿に変装して復讐の時を狙う。一方、何も知らないオーロールはラガルデルを本当の父と信じながら、それ以上の愛情を抱いていた。ラガルデルもまた彼女を愛していたが、彼にはやらなければならない事があった。
映画情報
邦題:愛と復讐の騎士
原題:Le bossu
監督:フィリップ・ド・ブロカ
出演:ダニエル・オートゥイユ、ファブリス・ルキーニ、ヴァンサン・ペレーズ、マリー・ジラン、フィリップ・ノワレ
1997年/120分/フランス