6/20(木)より「フランス映画祭2019 横浜」が開幕しました。オープニングセレモニーの会場、横浜みなとみらいホール前のレッドカーペットに日産LEAFが横付けされると、ユニフランス・プレジデントのセルジュ・トゥビアナが、フェスティバル・ミューズの中谷美紀さんをエスコートして登場。中谷さんは、京友禅のピンクベージュの着物姿。帯締めはトリコロール。フランス映画祭の開幕を華やかに美しく彩りました。レッドカーペットとオープニングセレモニーの様子をレポートします!
【日時】2019年6月20日(木)18:15~19:37
【会場】横浜みなとみらいホール(神奈川県横浜市西区みなとみらい2丁目3−6)
【登壇者】ローラン・ピック(駐日フランス大使)、林文子(横浜市長)、中谷美紀(フェスティバル・ミューズ)、川口均(日産自動車株式会社 副社長 チーフサステナビリティオフィサー)、イザベル・ジョルダーノ(ユニフランス代表)、フランス代表団
レッドカーペットイベントを終え、大ホールに場所を移したオープニングセレモニーは、慶応義塾大学 ライト・ミュージック・ソサエティの「男と女」の主題曲の演奏で幕を開けました。登壇者が次のようにご挨拶しました。
トゥビアナ:第27回目のフランス映画祭くることができて大変うれしく思ております。今後も横浜で続くことを願っています。今回はコメディやアニメーションなど様々な映画を上映します。現代のフランス映画を一望できる機会をお楽しみください。
市長:私はフランス映画に育ててもらいました。昨年、横浜に戻ってフランス映画祭を開催し、どれだけフランス映画ファンがいるのかを実感しました。これから上映する『シンク・オア・スイム イチかバチか俺たちの夢』をはじめ、16作品すべてが日本初上映です。横浜市はフランス映画祭を続けたいと思っておりますので、
ぜひ通い続けていただき、ご支援をお願い致します。
中谷:フランス映画は私の青春の象徴でした。悩み多き10代の頃、訳もない苛立ちやあふれる探求心を満たしてくれました。私たちは不確かな日常を生きています。そんな不確かな日常にフランス映画がいちるの望みとして、皆様の日常を照らす光であり続けることを願っています。
ピック大使:何年かにわたってフランス映画祭は、ちかくにある大都市をさまよって、あなた方の街、横浜に戻ってきました。昨年、大成功をおさめたのは皆さんのおかげです。(日本語で)日仏友好に栄光あれ!
川口副社長:私世代の青春は、ハリウッド映画ではなくて、フランス映画と共にありました。アラン・ドロンの『太陽がいっぱい』、『男と女』、『昼顔』、『個人教授』・・・フランス映画では音楽が強く印象を残し、まるで印象派の絵画のようなもの、それがフランス映画です。
その後、ユニフランスプレジデントがフランス代表団を1人ずつ紹介し、最後にこう切り出しました。
トゥビアナ:皆様にひとつお詫びをしなければなりません。今回の映画祭の団長であるクロード・ルルーシュ監督は、現在、フランスと日本の途中のどこかの上空を飛んでいるところです。明日にはこの横浜にやってきます。最新作である『男と女III』を皆様にお披露目することをとても楽しみにしております。
そして、皆様に素敵な方からのメッセージが届いております。
その後、スクリーンにはアラン・ドロンの映像が流れ始めました。
Je suis Alain Delon. こんにちは、アラン・ドロンです。
Et cher amis japonais, je ne peux pas être avec vous lors de ce festival. 親愛なる日本の皆さん、この度の映画祭に参加することはできませんが、
Je vous souhaites un très très bon festival et 素晴らしい映画祭になることを願っています。
je dis "vive l'amitié franco-japonaise pour toujours". merci. フランスと日本の末永い友好関係を祝って。ありがとう。
その後、中谷美紀さんが中央のマイク前にて、「フランス映画祭、これより開幕いたします!」と開会を宣言して「フランス映画祭2019 横浜」がスタートしました。
登壇者が降壇した後、今年1月に亡くなった作曲家ミシェル・ルグランを追悼して、3曲の演奏が行われてオープニングセレモニーは閉幕しました。
《 フランス映画祭代表団 来日ゲスト 》
『男と女 人生最良の日々』
クロード・ルルーシュ監督(フランス代表団・団長)
『シンク・オア・スイム イチかバチか俺たちの夢』
ジル・ルルーシュ監督、ユーゴ・セリニャック(プロデューサー)
『アマンダと僕』
ミカエル・アース監督、ヴァンサン・ラコスト(俳優)、ピエール・ギュイヤール(プロデューサー)
『カブールのツバメ』
ザブー・ブライトマン監督、エレア・ゴベ・メヴェレック監督
『ディリリとパリの時間旅行』
ミッシェル・オスロ監督
『社会の片隅で』
ルイ=ジュリアン・プティ監督
『愛しのベイビー』
リサ・アズエロス監督、タイス・アレサンドラン(俳優)
『ウルフズ・コール』
アントナン・ボードリー監督、フランソワ・シヴィル(俳優)
『スクールズ・アウト』
セバスチャン・マルニエ監督、キャロリーヌ・ボンマルシャン(プロデューサー)
『シノニムズ』
ナダヴ・ラピド監督
『マイ・レボリューション』
ジュディス・デイビス監督
『アイディアル・パレス シュヴァルの理想宮(仮)』
ニルス・タヴェルニエ監督