レポート

【レポート】6/25 『アスファルト』 舞台挨拶

FFF Japon2016_Asphalte photo 16月25日、TOHOシネマズ日劇にて『アスファルト』が上映された。上映前には出演者のイザベル・ユペールさんによる舞台挨拶が行なわれ、多くの観客が詰めかけた。
レイトショーにも関わらず、世界的に活躍する人気女優の姿を一目見ようと集まった観客の大きな拍手に迎えられて登場したユペールさん。

「みなさん、こんばんは。大勢来て下さって、ありがとうございます。映画が終わった時にも、同じ人数がいてくれるよう願っています」とユーモアを交えた挨拶の後、「映画の話をするのは、観た後の方がいいのですが」と前置きして、簡単に作品を紹介してくれた。

本作では、郊外の古びた団地を舞台に、三組の人々のエピソードが交互に展開する。「三つのパートに分かれていて、俳優はそれぞれ自分のパートを演じました。ですから撮影期間は短く、私は15日程度でした」。

ユペールさんは、その三つのエピソードの1つに出演している。相手役の俳優については、「ジュールという若い男の子でした」と簡単な紹介にとどめたものの、ジュールとは、本作の監督サミュエル・ベンシェトリと『ポネット』(96)などで活躍した女優の故マリー・トランティニャンの息子ジュール・ベンシェトリのこと。『男と女』(66)などで知られる往年のスター、ジャン=ルイ・トランティニャンは祖父に当たる。本格的な映画出演は初めてながら、物怖じすることなくユペールさんと向き合う姿からは、祖父や母から才能を受け継ぐ大器の予感も漂うサラブレッドだ。

FFF Japon2016_Asphalte photo 5他のエピソードには『ふたりの5つの別れ路』(04)や10月に公開が控えるイタリア映画『人間の値打ち』(13)で知られるヴァレリア・ブルーニ・テデスキ、『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』(01)や『ドリーマーズ』(03)のマイケル・ピットといった多彩な顔ぶれが出演している。

最後にユペールさんは、「この映画は非常に普遍的で、今、私たちが生きている現代を描いています。だから、どんな方にも気に入ってもらえると思います。詩的で、感受性豊かで、感動的で、楽しい作品です。私はこの作品が大好きです」と、舞台挨拶を締めくくった。

『アスファルト』は、9月3日(土)より、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次公開。ぜひ劇場に足を運んで、溢れるユーモアとちょっぴりビターなテイストが見る者の心を温かくする本作の魅力に触れてほしい。

(取材・文:井上健一、 撮影:白畑留美)

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