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REPORT 2013.06.27

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REPORT 2013.06.27

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REPORT 2013.06.27

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REPORT 2013.06.27

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REPORT 2013.06.26

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REPORT 2013.06.23

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REPORT 2013.06.23

6/23(日)『ウェリントン将軍〜ナポレオンを倒した男〜(仮)』トークショー



REPORT 2013.06.23

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REPORT 2013.06.22

6/22(土)『ローラ』トークショー



REPORT 2013.06.22

6/22(土)『わたしはロランス』トークショー



REPORT 2013.06.22

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REPORT 2013.06.21

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REPORT 2013.06.21

『テレーズ・デスケルウ』レビュー



REPORT 2013.06.21

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REPORT 2013.05.13

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6/23(日)『ウェリントン将軍〜ナポレオンを倒した男〜(仮)』トークショー



REPORT 2013.06.23

IMG_1397S.JPG6月23日(日)、有楽町朝日ホールにて『ウェリントン将軍~ナポレオンを倒した男(仮)』が上映され、上映後のQ&Aにはバレリア・サルミエント監督が登壇し、会場から拍手で迎えられた。まず、司会を務める東京フィルメックスの市山尚三プログラミング・ディレクターからサルミエント監督の紹介。サルミエント監督は、昨年20thアニバーサリー フランス映画祭で上映された『ミステリーズ 運命のリスボン』のラウル・ルイス監督のパートナーで、70年代からフランスをベースにルイス監督作品の編集に携わると同時に、監督としていくつかの作品も手がけている。今回が初めての来日というサルミエント監督は、「東京に来る機会を得て、皆さんとお会いできて嬉しく思います」と挨拶。

710A0124S.JPG本作はナポレオン軍のポルトガル侵攻にまつわる物語で、一昨年他界したルイス監督のプロジェクトであったが撮影前に亡くなったため、サルミエント監督が引き継いだ作品。さっそく市山さんから製作の経緯について訊ねられたサルミエント監督は、舞台となった町であるトレス・ヴェドラスから企画を持ちかけられ、それがブサコの戦い、つまり、ナポレオン軍のポルトガル撤退200周年のためであったことを説明。まずプロデューサーのパウロ・ブランコさんに企画が持ち込まれ、カルロス・サボガさんへの脚本発注、ルイス監督への撮影依頼という経緯だったそうだ。ルイス監督は準備を進めていたものの撮影は叶わなかった。「私がこの作品の監督をするに当たり、彼の魂は常に私のそばにありました」と格別の思いを口にしたサルミエント監督。
 
IMG_1423S.JPGナポレオン軍のポルトガル侵攻は日本であまり知られていないが、監督によると「フランス人は敗北の記憶を留めたくないらしく、ナポレオン軍敗走の歴史はフランスでも驚きを以て受け止められた」のだとか。脚本は、マルコ将軍の回顧録や当時ポルトガルに住んでいた英国人の手記など数々の歴史的証言に基づいて書かれたそうだ。
 
710A0127S.JPG続いて観客から、本作で監督が描きたかったことは何かと問われ、次のように答えた。「戦争の結果を描くことに興味がありました。今日の政治情勢を見ていると、こうした映画を作ることはとても重要だと考えました。ヨーロッパがいかに困難な歴史や残酷な事実を経て成り立っているかということを思い出すために作りました。」

本作にはルイス監督の作品にも出演していた数多くの国際的なスター俳優たちがキャスティングされているが、これについてサルミエント監督は、「ラウルの死後、俳優たちが彼へのオマージュとして、彼の思い出を胸に参加してくれた」と明かした。

710A0146S.JPGさらに観客からの質問は、ウェリントン将軍の名前がタイトルに含まれていながら、ウェリントン将軍の描写が少ないことについて及んだ。原題は「ウェリントンの前線(=防衛線)」という意味で、サルミエント監督が映し出したかったのは、戦争におけるリーダーではなく戦争に巻き込まれる普通の人々の姿で、キャスティングでも各人の国籍を尊重したそうだ。

監督の落ち着いた語り口で会場は和やかな空気に包まれつつも、Q&A終了。本作は、2014年春、シネスイッチ銀座他、全国順次公開予定。劇場でヨーロッパの歴史を発見する楽しみを味わってほしい。

(取材、文:海野由子、撮影:白畑留美)

710A0108S.JPGIMG_1437S.JPG710A0139S.JPG710A0163S.JPGIMG_1401S.JPG




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