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REPORT 2013.06.27

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REPORT 2013.06.26

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REPORT 2013.06.25

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REPORT 2013.06.25

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REPORT 2013.06.25

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REPORT 2013.06.25

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REPORT 2013.06.22

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REPORT 2013.06.21

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REPORT 2013.06.21

『テレーズ・デスケルウ』レビュー



REPORT 2013.06.21

6/21(金)オープニングセレモニー、『In the House (英題)』トークショー



REPORT 2013.05.13

「フランス映画祭2013」ラインナップ&来日アーティスト発表記者会見




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6/21(金)オープニングセレモニー、『In the House (英題)』トークショー



REPORT 2013.06.21

710A0844S.JPG6月21日、フランス映画祭2013が開幕。有楽町朝日ホールで行われたオープニングセレモニーに続き、オープニング作品としてフランソワ・オゾン監督の『In the House』(英題)が上映され、終了後には監督と主演のエルンスト・ウンハウワーさんによるQ&Aが行なわれた。団長ナタリー・バイさんを始めゲストが一堂に会し、日本でも人気の高いフランソワ・オゾン監督のQ&A登壇ということで、平日夜にもかかわらず多くの観客が詰めかけ、賑わいを見せた。
 

710A0824S.JPGオープニングセレモニーではユニフランス・フィルムズ会長、ジャン=ポール・サロメさんの紹介で、ゲストが1人ずつ拍手に迎えられて登壇。18名にも及ぶゲストがずらりと揃った様子は、開幕に相応しい華やかさ。団長ナタリー・バイさんの「フランス映画を温かく迎えて下さる皆さんが、この映画祭で紹介される色々な映画に感動し、気に入っていただけることを心から願っています。」という挨拶で映画祭が幕を開けた。
 
IMG_0797S.JPG続いて、オープニング作品としてフランソワ・オゾン監督の『In the House』(英題)を上映。本作は、高校の国語教師ジェルマンが生徒のクロードに文学の才能を見出し、作文の指導を始めたことから人間関係が思わぬ変化を見せてゆく様を、ユーモアと息詰まる心理描写を交えて描いた物語。上映後には、大きな拍手に迎えられて登壇したオゾン監督と主演のエルンスト・ウンハウワーさんによるQ&Aが行なわれた。
 

IMG_0820S.JPGまずは、司会を務めた矢田部吉彦・東京国際映画祭プログラミング・ディレクターが、原作となったスペインの作家、フアン・マヨルガの戯曲を映画化した理由を質問。これに対してオゾン監督は「原作は、文学がどのように作られているかということについて、遊び心を持って語った作品なのですが、それを読んだ時、私の映画作りの方法を語るのに絶好の作品ではないかと思いました。」と答えてくれた。

IMG_0861 のコピー.JPG一方、存在感たっぷりにクロードを演じ切ったエルンストさんは、本作でセザール賞有望若手男優賞にノミネートされるなど、フランス期待の若手俳優。出演に当たっては、オーディションの後、オゾン監督の前で友人ラファを演じたバスティアン・ウゲットさんを相手にテストが行われたという。「この時、錬金術のような素晴らしいマッチングが見られたので、それをオゾン監督が感じ取り、起用してくれたのでしょう。」"錬金術"という言葉を用いて、その成果を説明してくれた。
 
さらに、客席からオゾン監督に、日本でも人気のイギリス人女優、クリスティン・スコット・トーマスさんを初めて起用した理由についての質問が。「伝統的にフランス人は、ちょっと訛りのあるフランス語を話すイギリスの女優を好む傾向があります。」と前置きし、「ファブリス・ルキーニ(ジェルマン役)の妻を演じるには、会話のリズムが大切なので、演劇の経験がある女優でなければならないと考え、彼女を起用しました。」その上で、イギリス訛りのフランス語で話すよう敢えて指示。「画廊で働くジャンヌ(クリスティン・スコット・トーマス)が、わけのわからない現代アートの話を、イギリス訛りのフランス語で説明することで、イギリス人のスノッブな部分が強調できたのではないでしょうか。」
 
IMG_0848S.JPGまた、劇中にウディ・アレン監督の映画が登場することについて尋ねられると、「知的な会話をしつつ、ケンカもするコメディタッチのジェルマンとジャンヌの関係には、ウディ・アレンとダイアン・キートンをイメージしてオマージュを捧げています。」と説明。続けて、劇中で用いた演劇的な演出がイングマル・ベルイマン監督の『野いちご』へのオマージュであることも明かしてくれた。さらに、映画の内容に関連して、恩師について質問されると、映画製作の上で影響を受けた監督として、エリック・ロメールやライナー・ヴェルナー・ファスビンダーの名を挙げるなど、話は作品の枠を超えて自身の映画製作の原点にまで及んだ。
 
IMG_0864S.JPG観客からの熱意溢れる質問に一つ一つ丁寧に答えてくれたオゾン監督とエルンストさん。客席からはまだまだ聞き足りなさそうな雰囲気も伺えたが、「ありがとうございます」と日本語の挨拶で締め括ってQ&Aは終了した。
『In the House』(英題)は今秋、日本でも劇場公開予定。ぜひ劇場に足を運んで、フランソワ・オゾン監督とエルンスト・ウンハウアーさんが生み出したこのスリリングなドラマを味わってほしい。
 
(取材・文:井上健一、撮影:白畑留美)
 
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